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【訂正】お店からお知らせ

 年末年始の営業日 12/28(木)、29(金)、30(土)…営業 1/4(木)、5(金)、6(土)…休業 11(木)、12(金)、13(土)…臨時休業 2週目より営業再開予定でしたが、店主が仕込み中に足の甲を骨折してしまい、予定通りの再開ができなくなってしまいました。 来店を予...

2018/12/26

暖かい冬である


帰省の前に、今日干しきれなかった分の洗濯物をコインランドリーにてやっつける。ここのところ洗濯ネタばっかりだなあ。新しくてきれいなコインランドリー、ガラスの向こうは、見えないけどオーシャンビューなんである。先週の営業日、お店に若いカップルがきてくれて、魅力的な二人の近くにいると、若いエネルギーがきらきら気化したのを吸い込んでいるようであった。わたしは二十代前半の自分を基準に考えて、若さとは愚かなことであると思っていたらしい、でも彼らを見ていたら、愚かさも全部ひっくるめたって、それ以上に若さが周囲にバリバリと発しているエネルギーは、伸びていく若い枝のように美しく、周囲に影響を与え、世界を肯定する力強いものだった。ああ、もしも生きることが辛い二十代の若者がいたら、やっていて苦しいことの全部を即座に止めて、喜びを感じることだけを選んで欲しい。なんだか祈るみたいにそう思ってしまう。本当に決意してそう出来たなら、バキバキと音を立てて人生が変わる。わたしは三十代になって、人生の全部のマイナスはプラスになり得るんだ、ということを自分や人を通して学ぶことが出来た。マイナスがマイナスであるほど大きなプラスになるその転換を、全部のオセロがひっくり返って別の人間になって新しく人生を生きる、というくらいドラスティックな転換を、それを体験することが人生をやっている醍醐味だったのか、と思うくらいの転換を、体験させることの出来る、「マイナス」にポテンシャルがあることを知った。「若さ」について自分の中で書き変わるみたいに、そういう、若い時には知らなかった観点を持てるから、歳をとるのは新しくなっていくみたいで楽しい。

2018/12/23

クリスマスっちゅうか年の瀬


22日の土曜日で、無事年内の営業を終了しました。常連のお客さまに年末のご挨拶をしながら、開店して初めての年を、こうして日々支えて下さっている方々にお礼を言いながら終えられるのは、本当に幸福な有難いことだなと思いました。バケットの試作を始めたことで、時間も気もバケットに取られがちだったという面もあったのですが、最終週まで新作のパンを考え、並べるこまっちゃんも素敵だと思っています。さて、こまっちゃんは週明けから帰省して家族のサポートを、ともちゃんとみくりんは、25日に保育所にサンタクロースがやってくるので、それが終わってからの帰省。お店をきれいにして、自宅を大掃除して、洗濯洗濯(雨が続いた…)、冷蔵庫の中をすっきりさせて、ついでに経理もきれいにさっぱり、帰省の荷造りして、なんて、全てを年末に、なんで出来ると思ったんだろう!?差し当たって最低限のことすら、出来るのかどうか不安でいっぱい。日曜日はお友達のお家でクリスマスパーティーを心から楽しんだみくりん、風邪引いて発熱の手前の気配。

2018/12/21

年末年始の営業のお知らせ

年内は22日(土)が最終営業になります。
27(木)、28(金)、29(土)は休業させて頂きます。

本年はたくさんの方々にご愛顧頂きまして、誠に有難うございました。

年明けは、
5(土)、6(日)より営業を開始します。
※6日のみ、日曜日ですが営業致します。

1月の2週目以降は通常通り、毎週木、金、土曜日の営業となります。

どうぞよろしくお願い致します。

2018/12/17

すごいすごい、弓削


日曜日は弓削島(ゆげじま)の「かみじまパンフェス」に出店してきました。大三島からしまなみ海道を広島方面へ2つ渡った因島(いんのしま)、そこから対岸の生名島にフェリーで渡って、佐島、弓削島、と橋を渡って行きます。生名〜弓削を含めた6つの島と19の無人島を合わせたのが上島(かみじま)町。島同士が橋でつながっていても本州から一度も船で渡らずに行けない島は離島と称され、上島町は愛媛県の離島群の町です。弓削島はわたし達が移住した当初から、イベントに呼んでもらって、出店者さんたちとも交流があり、思い入れのある島です。今回はついに、やっと、久しぶりに、弓削にパンを持っていくことが出来ました。こまっちゃんは朝までお店で徹夜で頑張って焼いてくれたので、皆さんがパンを楽しんで下さったらいいなと思います。前日まで雨で室内開催かと思われていたのですが、全店ほぼ完売という時にぱらぱら降り始めるという幸運、大盛況だったし、スムーズだったし、とても良い会だったんじゃないかなと思います。準備のご苦労の賜物でしょう…感謝。みくりんは開催直前に迷子。「お父さんとお母さんは『まるまど』の人です。連れて行ってもらえませんか」という文句を仕込んでおいたので、無事連れられて戻ってきました。イベントは、やっぱり肉体的にも精神的にもきついけれど、終わると「行って良かった」と思ってしまう。一晩降った雨は、翌朝は雲間から朝日がぴゃーっと差したものだから、あたりそこらじゅうがふわふわと光る水蒸気に包まれて、みくりんを保育所へ送るいつもの路地は光の道みたいになっていました。

2018/12/12

洗濯!洗濯!洗濯!


雨が降ったりで乾かなそうな天気が続いて気がついたら、脱衣所が洗うべき服の山になってしまった。昨日は雨だったけど、朝から洗濯洗濯。いつもは優先順位を考え、部屋干しで乾くラインナップを選び、試行錯誤と洗濯計画で頭をいっぱいにして、いたのは何だったんだ、コインランドリーの力を借りに行って30分でほかほかになって出てくるんだから。すごいなー、全自動、洗濯機、いつか欲しいなー。関東平野に比べると、冬場の湿度が高いのだろうか、雲が厚い日は朝から外に干しても湿っぽく、寒い日の厚手のものは「変わってない…」くらい乾きにくいというのが、瀬戸内に来てからの驚きであった。今日は晴れ。やっぱり洗濯洗濯。外に干し、ついでに庭の草を抜く。「どろぼう草」という愛称の草、最初は可愛い花だな、種も星のようで可愛い、そして手に取ると…ほろほろすぐ崩れて、毛の服に付くと奥まで入ったり、肌に当たると針のように痛い!今では新芽でも見分けが付くようになったので、その時抜くのが最善。すっと抜ける。花が咲くと、抜いてほっぽっといても地面の上で枯れかけながら頑張って種になっている、強い。甲斐あってか、物干し周り(のみ)の植生は少し変わって、可愛い芝生みたいになってきた。しかし他の草は手付かず。棘があって手袋でも触れない草苺と野ばらみたいなやつが、がんがんはびこっているよ…。でも日差しが暖かい日の冬はいいな。虫もいないし、戸を開けて庭で日を浴びながら、掃除の合間にお茶を一服。

2018/12/06

『ゴマスリ行進曲』


暖かくてなんだかもやっとした空気の不思議な天気が2日続き、今日は朝から雨。島に来てからの冬、毎冬ジャケットはアウトドアメーカーの濡れても汚れてもまあいいか的な1着のみのオーバーサイズを毎日毎日着ていて、とにかく実用的には申し分ないのであったが、今年!今年は東京から持ってきてずっと衣装ケースに仕舞いっきりで着ることのなかった冬のアウターシリーズを、かたっぱしから出して着てみた。「そこまで寒いか?」と思われそうで恥ずかしかったダウンも出した。こまっちゃんとのデートで着ていたコートも着た。小さくしょうもないことではあるが、変化なのです。尾道にて作家さんの可愛らしい切り絵見て、自分もやってみた翌々日。何かクリスマス的な図柄でも作ってお店に飾りたいものです。日常に追われる日々。今日は店番をしながら、正月にお店でかけるプレイリストを編集した。昭和歌謡しばりなんだが、帰省中の孫ちゃんとお母さんとおばあちゃんなんかがお店に来てくださったら、並んでいる間も楽しんでもらえるかなと思ったのだけど、どうだろうか。

2018/12/02

タントちゃん


みくりん、保育所の発表会。朝、車で連れて行くのにエンジンがかからない。何故?!通電はするのに、「キッ……、キッ……、……ッ…。」何で?!回るべき何かが回っていない様子…、島に来てから初めてマイカーを持ったので、こういう時どうしたらいいのかの経験もなく、とりあえず警告灯は電気関係、直るの?廃車?(我が車は走行距離13万km超えている)どうしよ、とりあえず歩いて保育所へ行かなくちゃ、集合時間も過ぎてる、と、いつもと違う様子に声をかけてくださる近所の方々、そして同乗させて頂いて無事開始に間に合うように保育所に到着しました。ううう…感謝…。発表会では、子供達の成長に目玉がうるむともちゃん、歳のせいか…。違うクラスの子供達も、日頃お迎えで会うと「みくりちゃんのお母さん!」と声をかけてくれるので、1年の間に顔と名前が分かる子も増え、特に応援ソングで無表情の顔に「頑張れ」とか言われるとぐっときてしまう、何でだろう?これ…。我が子みくりんもとってもキュートに頑張っていました。先生が作った衣装はどれも凝っていたし、どうやって元気盛りの子供達を導いているのか、想像を絶します。運動会しかり、発表会しかり、島の保育所のイベントを参観して思うのは、「人は比較できない」という本質的な心境に割とすんなりなっているということである。子供達皆が本当にそれぞれ比べようのないくらい違う特性を持った個人であり、また個々がよく見えるくらいの人数なので、「人が育つところが見たい」と思って子供を持ったわたしにとっては、それぞれのペースのそれぞれの成長を目の当たりにさせてもらって、この先も見ていけるということが、ただただ嬉しくやたらに幸せなのである。そしてみくりんの発表を見終えると即座に開店前のお店へ。徒歩圏内で本当に良かった。車はバッテリー切れでした。しばしば調子の悪くなるタントちゃんがいつもお世話になっているモータースさんが、すぐに直してくれました。

2018/11/26

大洲→内子


日曜日は大洲の「城下のまちびと」というイベントに出店。すったもんだありながらも何とか出店準備を整えて、日曜日の朝6時に自宅を出発、愛媛県の大洲に向かう。大三島からは車で2時間くらい。普段は出店出来る程のパンを用意するのが難しいので、イベントのお誘いを頂いてもお断りしているのですが、今回はこの夏深刻な被害のあった大洲で、主催者側の地域おこし協力隊が頑張っているということもあり、ちょっとでもお力になれればと参加させて頂きました。古い町並みの道沿いに並ぶテント、趣あるあちこちの立派なお屋敷内に展開する店々、町を広く使って88店舗が出店し、人々は大正レトロな衣装で参加するという広大なイベントは壮観でありました。見たことのないクラシックカーや、生ライブ、そして出店者さんの出されているものの、どれもこれもクオリティーが高い!そして出店者さんも、とっても魅力的な方々。みくりんはエネルギーの大爆発、あっという今にたたたたーと走り去り、親の目の前から消え、探しても見つからず、数分後はライブステージの一番前の席で他所の方と手拍子して楽しんでいる事多数…。ライブ、甘いもの、射撃、ゲーム、人力車にも一人で乗り、誰よりもこのイベントを楽しんでいたと思います。夜は車で30分程東に戻ったところにある内子にて1泊。大洲といい内子といい、朝はしっとり霧につつまれる幻想的な地形。朝食前の散歩は何とも言えず良かったのですが、そんな内子も賑わっていた大洲も一枚も写真を撮っていない、ああ…!しかしこの町々の魅力は一見にしかず。土曜日は夫婦ともへろへろだったけど、大洲も内子もまた絶対に来たいなと思いました。内子のお宿のチェックアウトが待ちきれず、外に出ようとしたりドアにはさまってみたりするみくりん。

2018/11/12

一段上がったような


朝、準備中のお店のテーブルにカンパーニュとバケットが並んでいるのを見て、「パン屋さんみたいだなあ!」と思った。ついにパン屋らしいシンプルなパンがまるまどに並ぶようになりました。ただでさえ固いパンより柔らかいパンが好まれる島において「買う人がいるだろうか?」と心配していたのだけど、ことバケットに関しては「より固く」「固くないと!」というご意見を頂き、リアクションの多さに驚きながら、毎回調整しながら試験販売しております。土曜日は、ともちゃんの小学校の同級生がお店に来てくれて、朝から到着が楽しみでありました。尾道から自転車で来てくれて疲れを感じさせないタフガール達。かっこいい。日曜日は、大三島の宗方(むなかた)の集落を少しだけ散歩。わたし達の住んでいる井口(いのくち)とは山々を挟んで反対の、日の沈む側。また違った美しい景色にほうっとなる。そして、ところで、ともちゃんの肋骨はやっぱり折れていました。2週間経ち、大分痛みが引いて、折れたことを忘れている時間が増えてきた。

2018/11/05

3時の光


家にあったぷりっぷりの肉厚のほうれん草を見て、「サグマトンが食べたいなー…」と思った。東京にいた頃行ったカレー屋さんのあの味…こちらではスパイスから作ったカレーはみくりんが食べないし、マトンも売っていない。そして、そういうちょっと特殊な美味しいものや、珍しいものが手に入るのが都会の幸せではあるけれど、その幸せはやっぱりプラスαの幸せで、ベーシックなところを満たすものとは違うんだなあと、ふと突然気が付いた。お庭の勝手に生えている実の写真。お庭に光がいっぱいなのがちょっとでも伝わるでしょうか。他者に親切にしたり、困っている人に手を貸そうとする時、ここの生活では同じ土地を共有しているからという他に特に理由は必要ないけれど、都会の生活では相手との距離感に迷うことがある。どんなものがその人の基礎の部分を満たすのか、それは人それぞれだけれど、空気のきれいなところで、自分の中の自然を肯定するような生き方がしたかったわたしにとっては、この土地がそういう生き方を許してくれて、受け入れて下さる周囲の方々がいて、満たされているから自然と感謝の気持ちが湧き上がって、「感謝することが出来る人生」を始められたことだけをとっても、島に来ることが出来て良かったと思う。

2018/11/04

自称肋骨にヒビ入ってる


今日も快晴。日曜日はみくりんを連れて、3人で大島のマルシェへ。会場のバラ公園は秋バラが最盛期で、後ろの山も光も素晴らしく美しかった。この光につつまれている感じを写真に写せたらなあーと思う。知っている方々がたくさん出店されていて、お昼ご飯をどれもおいしくお腹いっぱい食べる。先週の水曜日、風呂場で転けてあばらをしこたま打ったともちゃん。痛みの感じからしてヒビ入ってるんじゃないか…と思いながら、病院に行けずに3日間営業、きっと動きが変だったと思う。こまっちゃんの新しいバケットが始まり、始めて間もないインスタグラムをこつこつ続け、みくりんは土日お外で体をいっぱい動かして、とうとう灯油ストーブにスイッチを入れた夜でありました。

2018/10/30

秋はブルース


お天気が良い日が続いているので、こういう時こそ山とか滝とか行楽の時なんだけどなあ!と思いつつどこにも行っていない。きっと気持ちの良い期間は一瞬で過ぎ去って出かけるには寒い季節になってしまうのだろうなあ。栗がわんさか道の駅の売り場に並んでいるのも一瞬のことであった、もう1回くらい栗ご飯したかった。お店について、毎回の小さなチャレンジと、質を高めようと思うとルーティーンがルーティーンのようには感じないで、あっという間に半年が経ってしまった。このことはとてもポジティブな意味で、お店の箱はよく出来たから、あとはパンとわたしの佇まいが良くなっていけばいい、という風に考えられるのは幸せなことだ。この秋はこまっちゃんはバケットにチャレンジしようとしているし、わたしは英語でもう少し接客が出来るようにと、もう1ヶ国語使えるようになろうかと思っているところ。なんだか今秋のプレイリストは古いブルースの気分。ギターと歌だけのばっかり聴いている。

2018/10/21

ピクニックした


日に日にぐんぐん冬に近づいているんだなあ、先週まで毎週末台風が来ていたのが嘘みたいに快晴続きの今週。紅葉したと思う間もなく桜も半分くらい散り、夜PCに向かっておると、ひたひたと大三島の冷える夜がそこまで来ているのを感じる。こまっちゃんが東京から戻ってきて、お土産のコーヒーとクッキーを味わいながら、美味しい…都会の味。そしてこの味を、大三島のしんと冷えた空気と、すっきりした星がばばばーんと見える中で味わう、美味しさよ。大三島に来て一番都会と違うところは、まあ違うところなんてたくさんあるのだけど、夫婦が向き合わざるを得ないところですかな。夜、けんかしても行くところがない。だいたいどのお店も7時で閉まる。お酒を出すお店には一人で行けない(車だから)。コンビニだけが24時間やっている。わたし達は最初の3年に何度かクライシスをやったので、今はもう随分すり合わせが済んだから平和なものですが、きっと都会に住んでいたら、同じような関係になるのに5年や10年はかかったかもしれない。それか生きている間にはここまで来られなかったかもしれない。だから移住してきたカップルや夫婦が、しょっちゅうけんかをしたり、深刻なけんかをしたり、というのは、自然の摂理であるような気すらする。さて。こまっちゃんのいない間、冷凍していたグリッシーニのために生ハムを買い、赤ワインを買い、グリッシーニに生ハムを巻いて食べてみたともちゃん。「そういう食べ方があるようですよ」とお店で紹介しておきながら食べたことがなかったので。尾道で生ハムの切り落としをお安くゲットしたのでした、ガスオーブンでグリッシーニをしっかりリベイクして、巻いて食べたら、もう、美味しかったこと!

2018/10/18

夕飯の買い物


気持ちの良い晴れが続いている。いいねいいね、洗濯がたくさん出来る。こまっちゃんが東京に帰省していて、ぐずってみたり甘えてみたりのみくりん、しかし母は気楽に女二人暮らし、彼女の知的好奇心に応えるのが面白い。保育所でウルトラマンの手遊びを教わってきたので、家にTVの無い我が子にウルトラマンの画像や動画を見せてあげると、ウルトラの母に特に感動して「うちには時計がないので(そう、うちには時計も無い)、クリスマスにウルトラの母の時計が欲しい」とのこと。ともちゃんはちょっとそれ嫌だなあ…。あと格闘ごっこがしたくて先生に止められているよう、小学生の空手の組手の動画を見せてみたら集中して見ていた。わたしも小さいころ押入れの2段目から飛び降りて飛び蹴りの練習とかしていたので、なんとなく気持ちが分かってしまう。ので、休みの日は布団の上でしばらくプロレスごっこをしてやる。ダンスも好きそうなんだけど、模範的な「上手い」のとは違って、しかし代わりになんだか独特のニュアンスがあり、動きに動機が無いとやる気がないのが見て取れるのが面白い。試しにコンテンポラリーダンスの動画を見せてみると「怖い」とのことでした。身体中に出どころを探してエネルギーがめぐっているんだろうなあ。ボルダリング…はこまっちゃんが嫌がるしなあ(島では出来る場所もないのだけど)。夕方。最近ガチャポンで出てきたイヌトリが保育所行き帰りのお供。

2018/10/08

黒ビール


まるまどに野菜を卸して下さっているのむらさんのお家で、同じく野菜を卸して頂いている吉川さんと、お店の漆喰を一緒に塗ってくれた弓削島のまるふ農園のゆうくんと、楽しいご飯。我が家も家族で参加するつもりだったけど、みくりんの手足口病でともちゃんだけ参加。お土産に栗ご飯を炊いて持って行ったのだけど、土鍋とおひつに合わせて3号入れて片っぽ家に忘れていく…くくくー!悲しい!頑張って剥いたのになあ。栗は2種類、道の駅で売っていた「銀寄(ぎんよせ)」という栗と、無名の栗と。栗の品種は全く知らないのだけど、名前が美味しそうで買ってしまった。銀寄は甘くてとても美味しい栗でした。翌日は置いていった栗ご飯を我が家で食べるも、ぱくぱく食べてしまう。こりゃ秋は太るわ。余った栗を甘煮にして、夜は大三島ブリュワリーの高橋くんのビールを賞味。彼の作るビールには驚きと感動があるので、飲むのが本当に楽しみ。しかしお腹の調子があんまり良くない…。栗は結構アクが強いんだね…。

2018/10/06

おやつ


本日運動会。警報が出たら翌週に延期と言われ、毎週末やってくる台風が「どうかな〜」とと言い合うここ数日、しかして晴れ!「てるてるぼうずのおかげだねえ」とみくりん、保育所にはたくさんのてるてる坊主がぶら下がってました、そうだねえ!雫がぴかぴか光る朝。昨日の営業中、ともちゃんのおやつに、ライ麦のくるみパンにクリームチーズといちじくのジャムをはさんだものを作ってもらう。尾道の「パン屋航路」さんにあったパンと同じ組み合わせ。さて、今は朝、これからビデオカメラ持って出発します。運動会は午前中で終わるので、終わり次第ともちゃんはお店に向かいます。こまっちゃんは店舗で一人で開店準備頑張ってる。

2018/10/03

新看板


きれいに晴れて、絶好のウレタンニス塗り日和。銀行に行って、買い物行ってのルーティーンがちっとも小慣れないともちゃん。久し振りのDIY、幹線道路に立てている看板が、ホームセンターの合板で出来ていたものだから、雨の度に水を吸って中がスポンジのようになってしまったので、新しくすることにしました。今度は合板でない木製、今回は防水塗料を塗ってみます。乾くと透明になるのでしゃびしゃびに塗りました。右、殆ど乾いている。左、『marumado』を入れ忘れる。こういうのはいつも一発でいきなり描きます。しゃがみっぱなしで足が疲れて、途中買ってあったみかんをおやつに食べる。極早生(ごくわせ)です!いちばーん最初にみかんが成る種類の木です。みどりのきれいなみかん、あまずっぱくて、喉が痛いのも良くなりそう。道の駅にはたくさんの極早生と栗が売っていました。栗ご飯、食べ放題。ああ、作りたいなあ…。

2018/09/28

10月の臨時休業のお知らせ

10月の
18日(木)、
19日(金)、
20日(土)、
は、帰省のため臨時休業させていただきます。
店主母の看病のため、1〜2ヶ月に1週休業させていただいております。
どうぞよろしくお願いいたします。

懐メロ


十二分に満喫したお祭が終わる。三ツ矢サイダーとしろくまに嵌った夏が終わる。明日が雨で台風が近づいているなんて信じられないような、気持ちのよい快晴。朝のみずみずしい感じや、夕方雲の筋や山の稜線の見え方など、一番星のきらりと光る様子など、本当に空気がきれいなんだなあと思う。お店のある日は、接客の合間にコーヒーを淹れてこまっちゃんのパンを噛み締め過ごす(今日は初めて焼いたグリッシーニだった)。みくりんは無事に4歳の誕生日を迎え、保育所でも誕生日会をしてもらい、嬉しそうにしていました。車のオーディオが突然iPodを認識しなくなって2日経ち、しかし朝エンジンをかけると突如CHARAの「やさしい気持ち」をチューンしてきてびっくりする。あんまり久し振りに聴いたので学生時代が走馬灯のように流れたね。何も知らないみくりんは、「女の子?かわいい〜」だそう。しかし何だか良かった。お店の前の川底に花が咲いていた。

2018/09/23

祭2日目じゃあ


祭の日、日付が変わるに合わせて、一番太鼓と呼ばれる鳴り物の音が響き渡る。夜中数時間おきに集落を通り抜ける太鼓と笛。未明、衣装を着つけて化粧をばっちり施した子供達と、サポートする大人たちが、太鼓と笛を鳴らしながら神社へ向かう。神社でご祈祷と獅子舞の奉納が終わると、今度はそれぞれの家を一軒ずつ回って、家の前で獅子舞を回す、それは2日間に渡る。なんとも大変な工程、偉大な子供たち!そしてOBもたくさん。祭に合わせて帰省し、太鼓の演奏を手伝ってくれる。ぶっつけ本番でちっとも太鼓のリズムを忘れていない若者たち。みくりんも土曜日は朝6時に集合、保育園児による踊りと獅子舞をご披露して奉納する(はずだったのだが、気まぐれな彼女、輪から外れて殆ど踊らず…)。土曜日の午後、我が家に獅子が来てくれて以降はずっと、獅子のお兄ちゃんお姉ちゃんたちが一軒一軒回るのについていくみくりん。飲み物を積んだ軽トラがしんがりにいて、お菓子を食べ放題のように振舞って下さり、かつて食べたことのない程の量のハイチュウで胃をいっぱいにしていた。獅子舞に参加するのは小学生から。役割のない保育園児たちはただただ楽しそうに大人や若者たちの中を、細い集落の路地を、途切れことなく続く太鼓と鉦の音の中を、友達と連れ立ってはしゃいでいる。ここに引っ越して経験する4回目の地方祭。かつてしばしばみくりんと遊んでくれたお兄ちゃんが中学生になって会うことがなくなり、祭の練習で再会して「みくりん、よく遊んでもらった○○くんだよ」と教えても、「違うよ、ぱーぱん間違えてるよ!」と、同一人物だと認識出来ない程の成長期の変わりようを目の当たりにすると、目の前の小学男子たちがきっと同じような変貌をして、OBみたいな青年になっていくのだなあと、それを見ることが出来るかもしれないって、なんだかすごく幸せだし感動的だ。そして今じゃれあっているちびたちが、いずれ獅子を回す役になり、もし新しい赤ちゃんが集落からいなくなってしまったら、そこで終わってしまうものなんだ、と、コミットして、愛着を持って、初めてリアリティが出来る、赤ちゃんの存在を無条件で歓迎する気持ち。

2018/09/19

宿入り


今週土日の祭り本番をひかえ、火曜日は日没後、太鼓に掛け声をかけながら笛を吹き鳴らして集落をまわる「宿入り」と呼ばれる儀式。本番で使用する烏帽子と兜を太い竹竿にきれいに吊るして、太鼓も同じようにして男連中が運び、数カ所で獅子を舞います。何故宿入りと言うんだろう?提灯の中には本物のろうそく。祭りは祭りの日だけが祭りにあらず。みくりんも一緒に回って、「おーりゃ、えっさっさー」と声を出していました。それにしても連日の練習、子供たちはすごい。みくりんを始めとした出番のない園児たちの、疲れを知らない遊びっぷりもすごい。夜、人がたくさんいて、友達もいて、太鼓で聞こえないから大きな声出しても怒られないし、楽しいだろうなあー、だが目が離せない。

2018/09/17

9月の臨時休業のお知らせ

9月22日(土曜日)は、地方祭に参加するため、店舗休業いたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。

露草満開


昨日はこまっちゃんの友人家族が近所のキャンプ場に泊まりに来ていて、その夕食にお呼ばれ。海を望んで炭火を囲んで、子供たちも楽しそうで、キャンプ場も全体的に家族連れで賑わっており、何故自分たちもテントを持ってこなかったのか!と悔やまれるくらい、いい雰囲気のキャンプ場だった。知らなかった。今週も営業を無事に終え、週1回の保育所での祭りの練習に参加。わたし達が住んでいる集落では小学生から中学生が中心の子供獅子が祭りの中核で、こちらは約3週間前から大人達の指導の元毎晩練習しているのですが、それにはまだ役割のない保育園児には、ここいらの集落の園児だけで集まってちょっとバージョンを変えて、保育園児だけの獅子舞を舞うのです。地域清掃の家並み役に参加し、中学校の運動会をちらっと見、イベントにフードの納品を終え、夜7時半、太鼓の音が聞こえると喜び勇んで集会所に向かうみくりん。1年で1番大きなお祭、地方祭は今週末。1年に2度ある住民による地域の清掃は、ゴミを拾ったり、道脇の草を刈ったり、「やなぎやく」と聞こえて「柳役」だと思っていたら(参照:カリカリコッペサンド計画)、「やなみやく」で家並み役だった。4年目の真実。

2018/09/10

美味なる果実


なんだか落ち着かなく気が散じているような一週間。日本中あちこちで色々なことが起こって、今年は大変な年だ。みくりんは今月行われるお祭りの練習が始まって、楽しそうに踊っている。勢い余って部屋の端から端まで使って踊っている。子供の関心事が移り変わっていくことの健全さに、なんだか救われる思い。今年も黒いちじくはやっぱり美味しい。

2018/09/05

おならこまち


日曜日、みくりんが行きたがっていたうさぎ島こと大久野島へ。こまっちゃんは初めて。うさぎちゃんにエサをあげるのが楽しいのだけど、家にキャベツみたいな葉野菜が無かったので港務所にて売られていたラビットフード100円を購入してフェリーに乗る。お天気も良く、日差しは強くも風もあり、大三島の盛港からはあっという間。さすがにうさぎ達はほとんどが木陰にいたけど、元気な子うさぎがたくさん。ここのうさぎ達、ただ見るだけと、手に持ったエサをうさぎがはみはみしてくれる振動で「交流している感」を感じるのとでは癒され度が全然違う!みくりんは人参スティックを持参している人に話しかけて分けてもらったり、落ちていた大きなキャベツの芯なんかを拾って食べさせて満喫していた。急に少し涼しい風が吹くようになり、我ら夫婦は揃って鼻水が止まらなくて、うさぎ島はテッシュ箱を抱えて歩く。こんな体質まで似なくてもいいのになー。しかしこまっちゃんと話しながらふと見ると、最近は顕著にガタイが良くなって、首から下が違う人に入れ替わったみたいになっているので目が驚く。肩とか腕とか胸とかの輪郭が知っているこまっちゃんと違っている。体って応えてくれるんだなあ、すごいなあ。

2018/08/27

キラキラ


日曜日。夏休みらしいことをしてあげようと、イルカを見に行くのと、こまっちゃんの汗疹の改善を目指して隣の伯方島のビーチへ。みくりん初めての浮き輪、しばらく試行錯誤した後すっかり楽しみ方をマスターしたようで、くるくる回ったり、水中眼鏡で顔をつけてみたり、仰向けになって寝てみようとしてみたり、もうちっとも海から上がろうとしない!それにしても波のない穏やかな海、人々の声がひたすらピースフルに響くのを聞きながら、浜辺でうとうとする荷物番のともちゃんは、しかし砂が暑くてちっとも寝られなかった。みくりんの夏風邪はやっと、ほぼ、完治。親がへとへとでイルカを見に行くところまで行けずみくりんのブーイングを浴びるも、車が発進して3秒で寝落ちていた。

2018/08/26

金農ロス


ぴかぴか光って綺麗な稲穂。夕刻、ここの田んぼははざがけされていた。島の収穫は早い。夜は大山祇神社の参道で復刻された夕涼み会が行われ、みくりんは初めて本物の流しそうめんにチャレンジ。運営に関わっていたのは島の高校生、みんな感じ良く、しっかりしていて頼もしい!代金はチケット制で、初めに現金をチケットに替えそれを支払うようになっていた。お店をやっている高校生たちが現金を扱わなくて済むし、お釣りのトラブルもない、残ったチケットはまた現金に戻せる優れたシステムであった。最近こまっちゃんの愛蔵ライブラリーから『茶の味(石井克人監督)』を見つけたみくりんは、まゆ毛のつながった人の絵まで描く程ジャケットの我修院さんにインパクトがあったらしい。しばしば「まゆ毛のつながったおじいちゃんの見たい」と言い、思った以上に映画を楽しんで観ていた。ともちゃんも久しぶりに観たらキャストの中に去年まーちゃん(ともちゃん妹)と盛り上がった高橋一生さんがいるのを発見。甲子園の決勝戦がいかにミラクル続きだったかをともちゃんに力説してくれたこまっちゃんも、茶の味で心の穴を癒していた。

2018/08/22

やっぱり暑さ寒さ彼岸までなんだなあ


先週土曜日の閉店後、ドンドンとお店の戸を叩く音…何事かと思って開けてみると、こまっちゃんの同級生で、わたし達の結婚式でサックスを吹いてくれたやまちゃんだった!週末思い立って来てくれたらしい。引っ越して以来ぶりのはずなのに、去年会わなかった?くらいの違和感の無さであった。うっかり秋くらいの涼しさは2日間。「だまされちゃだめよ」「また戻る」の先輩方の助言通り、やっぱりまだ暑いや。湿度がねー、高いと辛い。それでも1段2段階段を降りるみたいに、湿度と温度は下がっているのだ、雲の出方も山の緑の見え方も違うもの、雲はもこもこと、山はくっきりと、残暑の色、美しい。風はしこたま吹いている。良!しかしそれは台風の風で、今週の営業日は台風と一緒なのであるよ。みくりん、夏風邪がなんだかひき切らない。ちょっぴり微熱、時々咳が続く。子供の具合が悪いと、自分も体のどこかが緊張しているものですね。健康が一番であるよ。大三島に来てから、旬をいつも感じながら生活するようになり、それは野の植物もそうで、時勢が変わるように優勢な植物が刻々と種類が移り変わっていくのです。1週間離れて戻ると、なんだか時差ぼけの感あり、っていうのは大げさかな…島に戻って1週間経って、やっと今の大三島の時勢の中に自分が組み込まれたような感じ。今は今なんだなあ。ということで、夕焼けと月を見ながら夕飯、とビール。

2018/08/17

ど、どゆこと?


朝、洗濯物を干すべく庭に出ると超爽やか!まるで高原のようのような涼風。日差しは照りつけるけども、すっときれいな空気が鼻に入って頭がすっきり、天国みたい…。東京から大三島に帰ってみると格段に大三島の方が暑かった、気温というか湿度が、服着たままプールに入ってるみたいで逃げ場のない感じ。それが、昨日の台風の吹き返しの後、すっきり湿度が去っている。自然のくれた湿度と温度の案配で、こんなに幸せになるなんて、なんだろう…歳とったのかな…。お盆の明けた大三島。島でブリュワリーをしている友達夫婦がお盆中どんな様子だったか教えてくれて、まるでファンタジーのお話のよう!でも島に人が来てくれるのは本当に喜ばしい。そして彼らがお店で出したという「牛肉とトマトの煮込み、無花果が入っている」が美味しそうで今日の夕飯に作ってみる。美味しかった。ところで、みくりんの話す伊予弁に、しゃべれないともちゃん達はなんかこう、羨ましいような切ないような。大阪弁の人にエセ大阪弁をしゃべると嫌がられるみたいに、構われたくてわざと間違った方言で、寝る前に「おやすみけん」などと言ってみると、にっこり笑って「おやすみけんけん」と間違った方言で応えてくれた。3歳ってこんなに優しかったっけ…。

2018/08/15

今治へ


風邪をひいてしまったみくりん。咳、鼻水、発熱で、お盆でもやっている今治の病院までドライブ。帰りに寄った今治銀座という名の商店街を、端まで行って戻る。ほとんどシャッター街で人もまばらなのだけど、ちょいちょい話しかけたり話しかけられたりしているみくりん。「○○ちゃん、知らない?」と、きれいな柄のドレスを着たおばあちゃんに話しかけられ、「○○ちゃんってなに?」「犬よ。ここにつないでおいたのに」とおばあちゃん。みくりんは、「どっかで迷子になっちゃったのかねえ…。さみしいん?」。手に汗握りながら会話を見守っていたともちゃんはそこで初めて、ああ、いると思っていた犬がいなくなったら寂しいのだ、という普通のことに気がつく。おばあちゃんに「見つけたら教えてね」と言われて別れた後も、みくりんは「○○ちゃーん!○○ちゃーん!」と大声で呼びながら歩いていた。彼女の人との接し方を見ていると、こんな風に時々はっとすることがある。おばあちゃんは別れ際、ちょっと安心したような顔をしていたような気がした。その晩、家でゴキをやつけようとして仕留め損ねたともちゃんに、「ゴキブリは優しいんよ!ぱーぱん(ともちゃんのこと)がやっつけようとするけん逃げるんよ!」と怒られる。

2018/08/12

旅終わる


本日、無事大三島に戻ってきました。東京は予想していたのと裏腹に寒かった。滞在中頃、丁度関東をかすめる台風に当たり、駅ビルやデパートが台風を理由に閉店時間を早めたり、開店時間を遅くしたりするなどしていた。世の中変わったんだなあ。まーちゃん(ともちゃんの妹)が、まるまど日記でともちゃんの服がない、自分で縫うという事態(参照:旅行本、旅行本)を哀れんで、彼女の勤め先であるところのすってきな洋服メーカーのファミリーセールに誘ってくれる。その間みくりんは、おばあちゃんとNHKのスタジオパークで飽きることなく楽しんだらしい。会場は青山、かつてともちゃんが高校生の頃に通ったピアノの先生のお家の近くで、その後仕事で通った時もあった東急本店から駅に向かって歩きながら空を見上げて、子連れで渋谷に来る日が来ようとは…、と感慨。セールは素晴らしい体験であった。1日おきくらいでこまっちゃんの家族のところと行ったり来たりしながら、互いの親族の新しいパートナーや新しい家族に会い、凝縮された1週間であった。みくりんはまーちゃんとケーキを作ったのが楽しかったことをよく覚えていて、今回は2回も作ってくれる。ピオーネの皮を剥くのと、デコレーションの仕上げはみくりんの仕事。さくさくと手早く、ぶどうを乗せ、小人とろうそくを刺していくのが、とても嬉しそう。ぶどうの上に小人が刺さっているのが斬新。

2018/08/05

上半期の句読点。


長い旅路の果て、やっと東京に到着。それでも明るいうちに着くのだから御の字。みくりんは電車でぶら下がり、となりの赤ちゃんにちょっかいを出して歌を聞かせてあげていた。お昼寝しないで元気有り余ってるみくりん、実家つくなりソファでうたた寝ともちゃん。ともちゃん母におもちゃを出してもらって、寝ている間に子供は遊んでもらってるわご飯出てくるわお風呂沸いてるわで、実家最高ですな…。大好きな枝豆とトウモロコシとチーズで、限界まで遊びつくして眠る。こまっちゃんはこまっちゃんの方の実家へ。滞在中、台風直撃の予報。


2018/08/03

予定は予定


保育所のとなりの建物の一角がつばめキャッスルのようになっていて、つばめの一群が乱れ飛んでいるのだけど、写真じゃうまく撮れなかった。すっかり上手に飛べるようになったヒナたちの快感が伝わってくるような乱れ飛び。楽しそうだ。本日は店舗にてテレビの撮影がありました。愛媛県内で放送される番組、やっぱり大三島では、特に我々の住んでいる側では見られないチャンネル…。午後は友人がやってきて、「大三島、元気だよ!」ということを全国にPRするチャンスをもらえそうだということで、まるまどの動画を撮りに来てくれた。観光地でもある大三島、掻き入れどきの夏が、暑さと大雨のあおりで本当に人がいない!未だに作っていなかったまるまどのショップカードも、「開店のバタバタで…」を言い訳にするには充分過ぎる時を経てようやっと着手。カッコ良すぎてよく分からないショップカードと、解りやすいパンフレットの2種類を製作予定。日曜日から約1週間、家族3人で帰省致します。帰ってきたらまずはショップカードが出来ている予定。

2018/07/31

シートベルト嫌いなうさちゃん


先週の営業中は「台風がどれだけの害を及ぼすか」という話題が合い言葉のよう。不思議な進路を辿った台風でしたが、幸い大三島は「久しぶりのまとまった雨」程度で、一応われわれの住むエリアに避難指示は出たものの、何事もなく済んでほっとしました。近所の広い私有地には今も毎日のように崩れた山から出た土砂が運び込まれており、何かの造形物のように土が積み上げられていますが、草地になっていた海辺の土地もいくつか同じように、そうやって土を集められる土地があるというということだけでも「すごいなあ」と思ってしまうし、それでも未だ近所に土で埋もれた未開の道があって、山の土の量に驚いてしまう。台風が過ぎたら風が吹くように。空と山が夏休みの色をしている。みくりんは毎日保育所でプールを楽しんでいるようです。今日の夜は友人夫婦のクラフトビールのお店にアイリッシュフルートの奏者が来るということで、みくりんはどうかなあ、3歳児は座って聴いていられるのかなあ?と思いながらも聴きに行ってみる。みくりんは正面で聴きに行ったり、お店の外で飛び跳ねたり、他のお客にちょっかいを出したりして楽しそうでありました。

2018/07/26

旅行本、旅行本


ともちゃん、汗っかきである。お店にいるときも午後になったら着替えることにする。人前に出られる数着を着まわしているため、服が足りないので新調したいところだが、暑くて事務処理も手につかないオフの午後、急に思い立ってストックのリネンで直線縫いの服を縫ってみる。夕方みくりんを保育所に迎えに行きがてら、早速縫い上がった服を着て、店舗で仕込みをしていたこまっちゃんに見せ、「これ、いくらだと思う?」とわくわくして聞くと、「自分で縫ったんじゃないの?」と早速バレて、「うーん、3千円」って、ひどい!今週の仕事始めの本日、やっぱり着てみたくて着用して仕事、着心地は微妙。しかもその日は図らずも旅行本の取材の日であった…。ところで写真は、以前取材をお受けした旅行本。すごい情報量に丁寧なリサーチ、大三島についてはローカルな良いものを取り上げていて良著。大三島に来る旅行で、行き帰りに別の場所も観光したい方には楽しい本かと思います。

2018/07/22

「焼くよ」


暑い暑い大三島。「うるさーい!みーひーみーひーって何?」とみくりん。毎日陽のある間は蝉の大合唱です。外に出ていられないような陽気の中来てくださるお客さま達に、本当にお一人お一人有難く思います。学校夏休み初日、数を「焼くよ」宣言したこまっちゃん。夏に苦戦するのはパンに限らず色々あると聞きますが、この夏の観光業界の西側の打撃は察して有り余る…。今週はお店を持つ前からイベントでよく顔を合わせていた他の島々で活躍する女性陣や、遠方から度々お店を手伝ってくれてる青年など、嬉しく懐かしい面々も顔を出してくれて楽しい。そしてとにかく汗疹が今年もひどいともちゃん、先週から「海に浸からなきゃ」と思ってやっと実行。思ってたより全然水冷たい!みくりんはぐいぐい一人でも泳いでる風。仰向けに浮いてみようとやってみたらともちゃん、初めて自然に浮けた。「とんかちだったの?」とこまっちゃん。金槌やろ、きみきみ。4月はまだ保育所の新任の先生に「全然訛ってませんね」と言われたみくりんは、ある日を境に、生まれてからこれまでの家庭での会話の蓄積に保育所での会話量が上回ったんだろうなあ、今やばりばり伊予弁ネイティブに。日々洗練されていってささやかな感動を覚える。

2018/07/16

8月の臨時休業

8月の
9日(木)、
10日(金)、
11日(土)、
は帰省のため臨時休業させていただきます。
店主母の看病のため、月に1週休業させていただいております。
(※7月は休まず営業いたします。)
どうぞよろしくお願いいたします。

櫂伝馬終わる


15日は晴天、ともちゃんは鶴姫まつりの櫂伝馬レースに出場。広島側の出場チームがいくつか辞退していたので例年より少ないチーム数だったけど、テキ屋や友人たちのお店が出て、思ってたより人で賑わっていた。予選で一漕ぎ、スタートして沖のブイを回って戻る約3分ぽっちで、既にちょっと気持ち悪くなって、声も枯れて、コンクリの上に横たわるともちゃん。息してなかったのと、レース前に水分控えたのがまずかったよう。本選では大分タイムを縮めるも、入選ならず。息はしないとだめだね!リーダー宅で打ち上げの帰り道、前回の日記(参照:櫂を漕ぐ)の写真とほぼ同じポイントから撮影。午後7時過ぎの頃、奥の山々のピンクグレーはいつも大好きな色。定期船の発着のない近所の広い港の駐車場は今土砂被害の粗大ごみの集積所になっており、積み上がった瓦礫の大きすぎる山を見ると胸が痛むし、暑い中泥のかき出しや整地している方々には頭が下がる。大三島に限らず、方々の山では所々爪で抉ったように縦に細長く土がむき出しになって、地滑りを起こしたのが対岸からでも良く見える。それでも景色が、光や、色が美しい、美しいと思うと、複雑な気持ちも湧く。みくりんは今週保育園にて発熱。木曜日、お店の開店準備をしている最中にお迎え要請のお電話が。そのうち顔や体に赤いぷつぷつが出来て、「手足口病」とのこと、熱も9度台に。鶴姫まつりはこまっちゃんとお留守番だったみくりん。熱が上がり切ったらすーっと下がる。頼もしいアルバイトさんに助けてもらった今週のまるまどでした。

2018/07/11

櫂を漕ぐ


我々の住んでいる地域が大雨で避難指示になったのは金曜日の夜、解除になったのは月曜日の朝でした。まるまどの厨房で炊き出しの食事を作るのを手伝いに来てくださった近隣の方々や、食材を差し入れて下さった方々、他にもおかずを用意してくれた島の飲食店の協力、島の女性の料理グループなど、うまいこと分担して、初日以降は、旬のお野菜いっぱいのお料理を十分食べていただけたようでした。愛媛新聞さんや毎日新聞さんが記事にしてくださって、まだまだ他の地域は深刻な被災状況ですが、きっとこれから各地でポジティブなニュースも増えていくだろうと思います。雨明けて、暑い。家の脇を流れる用水路は落ち木もすっかり洗われてきれいになり、透明な水がさーさーと流れている。野々江地区の浅瀬で何か食べているサギたち(見えるでしょうか…?白いてんてんが)。窓を開け放して暑い…、やる気の起きないともちゃんですが、島の奥方らはツバの大きな首の後ろと前をつつむ帽子をかぶって、長ズボン、長靴、エプロン、長袖にアームカバーをして、草を刈ったりしておられる。朝から重機を動かして土の流入した路面を整備したりもしている。避難所でも背中の曲がったおばあちゃんが、それはもうしっかりとした握力でお荷物を持たれるので、本当にすごいと思いました。さて、昨日の夜は鶴姫まつりに出場する櫂伝馬の練習(参照:まだまだ穏やか感謝です…鶴姫まつり)、ともちゃん1年ぶりに櫂を持つ。夕暮れから星が出るまで、全身使って、手にまめが出来るまで、汗をかいて1時間。「こんなにしんどかったっけ」と思いながら、体はこんなに動いてくれるんだからやっぱり動かさないとな、と思う。今年の町民運動会は中止なり。
愛媛新聞ONLINE
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201807080058

2018/07/07

避難指示


今週の営業は初めてのしっかりした雨。木金ともたくさんのお客さまに来て頂いて、中には遠方からの方もあり、土曜日はどんな感じになるかなあと言っていた夕方。避難勧告が出て保育所のお迎えに来て下さいとの電話があり、解除されなければ土曜日の保育園は休園と言うことで、どうしたもんかと店舗の片付け、暗くなってから避難勧告が指示になり、指定のエリアが「2番組…」「うちだ…」。幸い店舗があるのは同じ地区でも指定のエリアを外れており、被害のない土地にあるので、布団と着替えを運んで来て店舗で寝ることに。こまっちゃんは翌日分のパンの仕込みをして、夜半、集合のかかっていた消防団の活動に参加。夜2時頃帰宅して、朝4時頃から製パン。土曜日に焼いたパンは、店舗を休業にして避難生活を送られている避難場所と役所の支所に全て持って行きました。避難指示の出たエリアは南側が特に被害がひどく山が崩れたり土砂が流れたり、浸水したりしているのですが、我が家があるのは北側の一番端で、家にも今被害は出ていません。避難場所におられるのは普段顔をお見かけする方々や日頃お世話になっている本当に近所の方々で、奮闘しておられるのが3年間お世話になっていた支所の方々で、我が家と店舗が無事で、避難場所は店舗のすぐ近くで、店舗には材料の備蓄もたくさんあって、我々が身動きが取れるということは、きっと役割があるからだろうと思うのです。土曜日は1日の間で3度程停電。その3度目は復旧までに1時間程かかっていたでしょうか。ダムの水も濁って処理が追いつかないので、断水する可能性があるというアナウンスがありました。どの方も、おばあちゃん達も、水害も避難も「こんなことは初めてだ」とおっしゃていた。こまっちゃん、避難所に炊き出しを提供するボランティアを募る告知。彼の判断と行動は、これまでの経験が生きていてすごいなあと思う。あっ。そういえば、木曜日に職場体験の中学生が、可愛らしく一生懸命働いてくれたのだけど、なんだか遠い以前のことのようだ!

2018/07/02

晴れ間に瀬戸田


ともちゃんの性格上いつかやると思ってたよね、お湯が出ない。こちらの生活では給湯に灯油を使う。家の外に大きなタンクがあって、そこに入れた灯油で湯を沸かして、お風呂や台所で使う。夜。みくりんと2人でお風呂に入って勢いよく水しか出ない。タンクが空なんである。みくりんに「ちょっと…冷たすぎる」と言われながら体を洗い、自分は水で髪を洗う。みくりんの頭にはヤカンで沸かしたお湯も使ってやる。洗い上がりはなんだかしっとり(べっとり?)で、非常に新鮮な体験であった。この給湯のシステム、防犯的にはアレなんであるが、給油をしてくれるお店に補充をお願いして「お代はいつでもいいよ」と言われることだとか、自分がこれまで知っていたカルチャーとのカルチャーショックみたいなものは、実はたくさんたくさんあって、都会の暮らしと島の暮らし何が違う?と言われて、何がってもう、全然違う。でも何が、とはひとことでは言えない。「他者」の定義か?ちなみにその後帰宅したこまっちゃんは、ストーブの中に残っていた灯油をタンクに追加して、お湯のシャワーを浴びた。先日のパーティー(参照:ドレス出しておく)は友人の結婚パーティーであり、とっても楽しかったらしいみくりんは「またパーティー行きたいな」と言っておりました。パーティーの時間にはその日降っていた雨が上がって、光が差す中あちこちの島々から雲が登り、海の上一面雲海のようにもやが敷かれて、見たことのない景色だった。ともちゃんもパーティーまた行きたいなー。

2018/06/29

ドレス出しておく


自宅のガレージでみくりんが「蜂がおるよ」と言う。蜂くらいいるだろう。「あんまり騒がないでね」などと言うが「見て見て!」と言うので見上げると、車の真上に拳くらいの小さな巣!5匹くらいが立て込んでいる。全く気づかなかったし、毎日騒がしくしていたよ…。子供の目は有り難い。お店の駐車場の境目に置いている8本の榊の苗木に、1本だけ花が咲いた。榊って花咲くんだなあ、こんな花(蜘蛛の巣かかってますが。また、後方の丸窓はうちのお店ではありません)。こまっちゃんも東京より無事に帰宅。近所でホタルが見られると教えてもらって、みくりんと夜道をてくてく歩く。歩いてすぐそこだけど、いろんな気配を感じる島の夜。「なんかどきどきする」とみくりん。そういえば夜道どきどきしたなあとともちゃん。でも猪とか蛇とか、違う意味でどきどき。こまっちゃんは夜も仕込み。ホタルは10匹くらい見ることができました。豪雨の本州四国。雨、降りそうで降らない大三島。さて、明日は営業後、パーティーにお呼ばれだ。

2018/06/24

お箸がんばってる



こまっちゃんのいないウィークもそろそろ終盤。ともちゃんはお友達と映画館で映画を見に島外へ。道中連れられてふわっふわの美味しいハンバーグを食べる。これまで食べたことのない食感。そもそもあまり映画館で映画を見ないのだけれど、島に来てから初めてかもしれない、見て良かった。今週のみくりんは突然文字を書きたいと言い、一生懸命に前日遊んでくれたお兄ちゃんの名前を書いていた。初めて書く文字は自分の名前じゃないんだなあと思って少し感動してしまった。今朝は保育所の園庭の築山にショベルカーがおり、山が崩れているので蒼白に。すたすたとショベルのおじさんのところへ行き、「何で掘ってるんですか」と聞いていた。雨で流れた山を大きくすると聞いて安心。お箸がまだ上手く使えなくてついスプーンを渡してしまうのだけど、今日はお箸で「明日もその次もお箸をつかう」と宣言して、なんだかいちいち3歳児の真摯さに心を打たれる。

2018/06/18

いちじく、バター&オリーブ


朝、8時過ぎの新幹線に乗れるように7時前に島を出たこまっちゃん、今朝の大阪の地震で15時頃まで福山にいたようでした。被害に心が痛みます。海外の観光客の方々も困ってるだろうな…。ともちゃんは気合を入れてたくさん洗濯物を干したものの、天気予報外れで雨に降られてしょんぼり。明日も雨そうだ。我が家のキッチンに置かれていた、多分3週間前に焼いたいちじくのパン、袋から1度も出さずにいたらカビも生えず、トーストしてバターを乗せたらむちゃくちゃ旨い。素手で触ったり切ったりするとこうはいかない。手の雑菌ってすごいなあ、発酵種のパンってすごいなあ。岡山の匙屋さんの作られたオリーブの木のバターナイフが、これまた格好良く、とっても使いやすい。

2018/06/17

「片付けちゃだめ」という作品


カシミアのカーディガンはすんなりと手元に戻り(参照:灯りが点いたわよ!)、今週の営業日も無事に終える。定休日の日曜日には地域主催のお祭りがあったので、こまっちゃんはそちらにもパンを出品し、明日の早朝から8日間ひとり東京へ。今回は帰省して家族のサポートするのの他に、お世話になった方に呼ばれて早稲田大学の学生にお話をすることになっているのだそう。学生さんがこまっちゃんの話にどんなことを期待しているのかちらっと見させてもらったが、エディンバラ大学院→外資系マーケティング→田舎→パン屋というダウンシフトの振れ幅にどうも興味を持たれるらしい。早稲田の学生さん達に魅力的だと思われていることを知ってみるみる活力を取り戻すこまっちゃん。最近の食パンを目当てに来てくださるお客さまの増加に伴い、倍の量を焼いた土曜日。しかし平日はそうでもなくとも、休日というのはシンプルな地味なパンより華やかなパンが求めらるのだね…なるほどそれもそうだよね…、しかし心配したものの結局地味でシンプルなパンも全部お客さまの手元に渡って行ったので、最近は「パン達は初めから行き先が決まっている」という気がしている。色んなケースがあるが、ポジティブな気持ちで焼かれたパン達は不思議と見ているとそういう感じがする。そこにあまりわたし達の手は介入できない。それにしても土曜日の最初の2時間程は完全に手が足りていなくてお客さまにも申し訳ないので、誰かに来てもらうか、それともこの感じは一時的なものなのか、一時的な状況で何かを判断してはいけないよね、などと話して、おお、なんだか自営業っぽい会話だな!今日の晩は3人でゆっくりご飯を食べに行って、大満足のともちゃんでした。

2018/06/10

灯りが点いたわよ!


今週もたくさんのお客さまに来て頂いて、ありがとうございました。2度目のTVの効果だったのか?どうか?まるまどはどんなお店になっていくんでしょう。1年後はどんなかな?未知。でもいつでも置いてあるものに自信を持てるように、等身大であるようにいたいと思います。そしてとうとう看板の灯りが点きました!今まで点いてないなと思われていた方、いらっしゃるか分かりませんが、電気が通って無かったのでした。これからオープン時のルーティーンに忘れずに「外灯を点ける」を加えたいの心。家族3人が揃う唯一の日の日曜日はちょっと遠出。今日はなんだかついてない日のともちゃん、家に着いたらカーディガンが無い。出先で落としたらしい…新婚旅行の…スコットランドで買った…唯一のカシミアが…。心当たりに問い合わせたら2時間後に電話が。「お客さまのと思われるお品が」!!。わたしのであってくれー…!!!待て次号。

2018/06/08

異論はないさ


お店に置いている大きな黒板に、使わせて頂いている大三島の生産者さんや品物を書いてご紹介しているのだが、これがちっとも格好良く書けない。ともちゃんが四苦八苦しているのを見て自分も書きたくなったみくりんの作。こういうのは何だか無茶苦茶嬉しい。ともちゃんとこまっちゃんだけの間では出てこないものが時々突然与えられて、すごいギフトだなあと思う。先日トイレ中のみくりんと「女子」と「男子」の話になり、「みくりんは女子?男子?」と聞くと「わたしは天使」とのことでした。

2018/06/05

日陰に猫


今週も夫婦で尾道。何をしに行っているかと言えばカイロの施術を受けているのでした。先週は急だったので2人分の予約が取れずともちゃんのみ、今週はこまっちゃん。命預けてるってくらいカイロを頼みにしている我ら。こまっちゃんの施術中、山側の路地をうろつくともちゃん。きれいなものを見てパンやカヌレを買う。カヌレなんていつぶりだろうか!みくりんのお土産にドーナツを。夕飯後に3種類のドーナツとカヌレを3等分して3人で食べる、なんいう至福…。尾道後、ともちゃんは種のドキュメンタリーを見に家の近所へ。初めて「固定種」「在来種」「F1」という言葉を知ったのは4年くらい前、移住前に東京・国立の自然派のカフェに行った時だった。その時は、固定種・在来種の野菜というのは高価でステイタスのある特殊な食べ物のように感じたけれど、大三島に来てからそれが身近な馴染みのあるものになり、今はまるまどでパンやサンドイッチに使わせて頂くようにまでなった。旬の野菜の美味しさを味わえる喜び、食べた事のなかった野菜の美味しさに出会う喜び、大事に扱われて育ったきれいな有機野菜の優しい味、農家さんが種取りした種から育った野菜が何代もかけて土地に適合してきたこと、そんなパワーのある野菜がいつも選択肢の中にあるという環境であるというのが大三島の今すごいところだよなあと思う。また作っている方々が皆さん、すてきで魅力的なんですよ!ところで、先週取材に来てくださった方々の番組は(参照:天気予報外れ)、ここいらは電波が受信できずに見られなかったのでした。

2018/06/04

6月の臨時休業

6月の、
21日(木)
22日(金)
23日(土)
を臨時休業とさせて頂きます。
店主母の看病のため、月に1週帰省させて頂いております。
よろしくお願い致します。


2018/06/03

ま、そんなもんだよね


今日は保護者主導の親子遠足。リクエストに応えてやる気のある弁当を作るも、おにぎりは結局ハートを半分食べただけ!!トトロもしょくぱんまんも製作者自身で食べる…。ゴマは大三島産の無農薬を今朝炒って、香りも味も買う炒りごまと全然違って何とも美味だし、ササミとインゲンと紫玉ねぎを蜂蜜と酢と醤油とオリーブオイルでマリネしたやつはとてもいい味であった。のに。団体ゲームに参加せず、1人頭にびっしょり汗かいてるのを見て、「遺伝か…」と辛い気持ちになるも、フラフープをいくつも使って面白い遊びを構築しているのを見て気持ちを切り替えることにする。彼女は今後、きっとそこからの立ち位置からでしか見えないものがあるのだ、トホホ。今週は敬愛するご夫婦がふらっと大三島を訪れて下さって、ちょこっと島をご案内。それが周りに人の見当たらない道だったとしても、道って自分で選択可能なものじゃないんだよなあ。それでも先方にも後方にも志に共通するものがある人はいるのだし、お店で聞いている好きな音楽の、彼らが自分の音楽を続けてきたことに勇気付けられたりもする。

2018/06/01

天気予報外れ


先週あった密着取材(参照:画伯)の放映が今週あり、その後の最初の営業日がまるで開業初日のような賑わい。TVってすごい!島の反対側の町の方々など、パン屋が出来たのをTVで見るまで知らなかったというお客さまなど、我々島内ですらちゃんと告知出来ていなかったことを初めて認識する。今週はいくつか取材をお受けし、お美しいアナウンサーさんの才女っぷりを間近で見つつ、小学3年生の社会科見学もやってきて、いつもと様子の違うまるまどでありました。同じ日は2度とない!と、お店を始めてから強烈に感じる。にわか土砂降りの何度か降った夕方、空がきれいだったのでみくりんと海辺へ。写真は正方形だけど、このピンクグレーとブルーグレーに包まれて、冷んやりとしたきれいな空気で、寒くなく、静かで、海面がさざ波打っているのを想像してみて下さい…。足元には菓子を喰むみくりん。

2018/05/29

大浜PA


こまっちゃんとともちゃん、尾道へ。それぞれ所用を済まして、帰り道のパーキングエリアで持ってきたコーヒーで一服。くもり。パン屋さんの仕事は我々夫婦の場合、殆ど分業しているので、パンを作っているこまっちゃんをともちゃんはほんの少ししか目にしていない。だから新しい生活になってこまっちゃんがどんなことをしているのか、本当は良く知らないのだ。でも今日話をして、彼がもともと持っていた気を感じる能力や、ものごとの見方が、前よりずっと深く広がりを持ったものになっているので、とてもすてきだなと思った。仕事を通して自分を磨いていくことが出来る、自分が変わるとわたし達の関係も変わって行く、それは楽しみだなと思った。

2018/05/27

画伯


今週の営業を終えて、鏡を見たらば鼻毛出ている。仕込みから営業日の様子を南海放送さんが密着取材して下さって、「ともちゃんその時も出てたよ」とこまっちゃん。言ってくれよ!何故に!?放送は29日(火)18:15〜18:45間の6〜10分程だそうです。あんまり絵を描かなかったみくりん、クレヨンはもっぱら立てて遊ぶものだったのだけど、保育所で描いた絵を持って帰ってきてくれるようになった。絵としての良し悪しは分からないけれど、とりあえず自分にはもうこういう絵は描けないので、記念に貼ってみる。こういう余白とか線の勢いを見ていると、「教えたくないなあ」と思う。知ってるんじゃないかなあ?知らないことを教え込むのじゃなくて、困った時に知恵を貸してあげられるようでありたい。

2018/05/22

そろそろ虫が…


日曜日は小学校と合同の運動会。かけっこと親子競技の2種目だけ出場してジュースを貰って帰宅。いいお天気!お昼ご飯を食べた後、みくりんにせがまれて大きなアスレチックのある公園へ。何もかもがぴかぴか光ってきれいだった。こまっちゃんのいない一週間、ちょっとずつ成長しているみくりん。自分でやろうとしたり、わたしの分をやってくれようとしたり、じっと見ているとある日突然やる気の芽がぴこんと立つのが見えるようで、面白くもあり、不思議でもあり。お米を研ぎたかったり、鍋の中で麺が茹でられているところを見たかったり、ズボンをどうしても後ろ前に履いてみたかったり。冬の間はご無沙汰だった家の中で見る小さい虫がぼちぼち増えてきた。キッチンの窓の外側に毎晩現れるトカゲがいて、外の虫を食べている。毎晩確認しては声をかけるみくりん。

2018/05/16

4年目の脱輪


みくりんが風邪などひいて保育所に行けない時、お店番のピンチヒッターをお願い出来るように、バイトさんにお試しで来て頂く。来て頂いた当日、いつもある開店時の行列がなくて驚き、「これからはきっとこういう感じが通常になるんだ」などと言い合って夕方までのんびり営業する。来店がまだだった友人などもたくさん来てくれて同窓会のような気分。打って変わってバイトさんのいない翌日は開店30分前から行列。商売って読めなくて驚く。こまっちゃんは日曜日雨の中のイベント出店を終え、その夕方には東京へ。1週間みくりんとともちゃんの気ままな二人暮らし再び。お友達にお裾分けを頂いた、サマー清見(だったかな)、初めて食すもとろける果肉で美味!去年に比べると「びっしり」という感じで蕾をつけている柑橘の木々、お風呂の後窓を開けるとしっとりした空気の中にとてつもなく素晴らしい芳香が混ざって、とにかく島はいい香り。おむつの取り時をはずしたみくりん、自ら「パンツ履きたい」と言い、自らトイレを所望、昨日と今日で大も小も失敗なく成し遂げ、なんだかあまり手がかからない。今朝はみくりんを保育所に送った帰り、家の近くの路地で初めてともちゃん脱輪す。居合わせたおじいちゃん達が助けてくれる。色々盛りだくさんなんです。